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食品ロス問題とは?日本や世界の現状と原因・問題を真剣に考え対策しよう

食品ロス

みなさんが何気なく買っている食品って、すべてちゃんと食べきれていますか?

むしろ、今まで1回も残したことがない、という人はいないはずです。

かくいう私も、過去に何度も買った食材を腐らせては捨て、食べきれずに捨てってやっていました。

でも、それって食べられる物ですし、捨てるのってもったいないですよね・・・・

そうです、食品を無駄に廃棄する食品ロス問題が日本だけではなく世界中で大きな問題となっています。

今回は、食品ロス問題について日本や世界の現状と、原因や問題を真剣に考えてみましたので参考にしてみてください。

食品ロスとは?当たり前にしていることが無駄になる

食品ロス

世の中には、食べ残しや消費・賞味期限が迫ってきているだけなのに、捨てれられてしまう食品のことを、食材ロスと言います。

実は、この食品ロス問題は、日本だけではなく世界中で大きな問題になっています。

日本の食品ロス量は食べられ分だけでも年間600万トン以上、世界では13億トンと言われています。

13億トンって、想像もできなくらいですよね。

でも、これって何がいけないのでしょうか。

環境問題

まず、食品ロス問題は環境問題につながっています。

大量に廃棄された食品は、当然のことながらゴミとして処理を行わなければなりません。

その際に発生するCO2や、埋め立てる場所が大きな問題になっています。

食べるものがない国との格差

日本では、ある意味捨てるほど食材が流通していますが、海外ではどうでしょうか?

一方、海外のある地域では食品が不足しており飢餓や飢えに苦しんでいる人が大勢います。

とくに、南スーダンやソマリア、ハイチ、イエメン、北朝鮮など多岐にわたります。

日本から目と鼻の先にある北朝鮮では、およそ1,000万人以上の人が、食糧不足に悩んでいるという現状があるようです。

ですから、私たちが何気に廃棄している食品を、飢餓で苦しんでいる国に回せればとても理想的ですよね。

食品を作っている農家の気持ち

食材は、全国の農家さんの手によってつくられています。

しかし、食材を廃棄されていることを知ったとしたらどう思うでしょうか。

きっと悲しい思いをするに違いありません・・・。

なぜなら、農家の人たちは出荷する食品を子どものように育て、接してきたからです。

それらを気軽に捨てるというのは、やっぱりよくありません。

理想は、10出荷したら10食べきれるような世の中になればいいなと思いますよ。

食品ロスの発生源や原因について真剣に考えよう

食品ロス 原因

食品ロスは、事業と家庭の2つに分けられます。

事業とは、食品加工会社、販売業者、飲食店などで、家庭とは、私たちのような普通に生活している人が該当します。

とくに、外食産業や食品製造業の食品廃棄の割合が多い傾向にあります。

事業系の食品ロスの発生源を見ますと

・規格外品
・返品
・売れ残り
・食べ残し

などが該当します。

家庭系の食品ロスになってしまう原因を見ますと、

・食べ残し
・傷んで廃棄
・賞味期限・消費期限切れ
・美味しくない

などが該当します。

そのなかでも、食べ残して捨てた割合が60%近くありますので、いかに私たちが無駄に買い物や作りすぎをしているのかが分かります。

食品ロス問題をなくすためには私たちの行動が必要不可欠

食品ロス 問題

食品ロス問題が数年前から、さまざまなメディアで取り上げられ、意識している人がどんどん増えてきたおかげで、毎年改善傾向にあります。

しかし、日本だけでも年間600万トンが無駄に廃棄されていることから、まだまだ改善しないといけません。

家庭編

賞味期限の近いものをあえて買う

スーパーマーケットに行けば、同じ商品でも見比べると賞味期限が異なることに気付くはずです。

しかし、損得のことだけを考えてしまうと、きっと賞味期限が長い商品を選んでしまうことでしょう。

全ての人が、それをしてしまうと賞味期限が短いものは廃棄処分対象になりますので、近いうちに消費できるものであれば、なるべく賞味期限が短いものを選んであげましょう。

買いだめをしない

今は巣ごもり需要もありますし、何が起こるか分からないのでついつい買いだめをしたくなるものです。

しかし、買いだめしたものほど食材を腐らせて捨ててしまう現状に気付いていませんか。

ですから、必要なモノを必要なモノだだけ購入すればいいわけです。

みなさんがニュースやメディアに踊らされて買いだめするから、商品がなくなるだけですよ。

落ち着いて必要なモノだけを買えば、無駄に食品を廃棄しなくても済むはずです。

買い物前に冷蔵庫をチェックする

みなさんは、今週作る、食べるであろう食材を買うためにスーパーマーケットに行くはずです。

ですが、スーパーマーケットに行く前に事前に冷蔵庫の中身をチェックしていますか?

なぜなら、無いと思って買ったものが実はすでに冷蔵庫や食糧庫に存在しているケースがあるからです。

つまり、同じものが複数個あるというわけですよね。

賞味期限が長いものであればいいですが、短いものは確実に無理して消化するか捨てなければいけません。

ですから、スーパーマーケットに行く前に冷蔵庫や食糧庫をチェックして、二重買いをしないようにしましょう。

賞味期限と消費期限を理解する

みなさんは、賞味期限と消費期限の違いを知っていますか?

商品の劣化の早いものは消費期限、商品の劣化が遅いものは賞味期限で表示されます。

つまり、お弁当やパン、卵、肉などが消費期限で、スナック菓子や缶詰などは賞味期限で分けることができます。

どちらも、期限が切れた瞬間に腐って食べられないというイメージをお持ちかもしれませんが、そうではありません。

美味しく食べられることを保証する期間ですから、賞味期限や賞味期限が1分すぎたからと言って、食べられないわけではありません。

ただし、賞味期限で表示されているような傷みやすいものは、なるべく早めに消化するべきと言えます。

とくに夏場は腐りやすいので、注意して食べてくださいね。

外食編

絶対に食べきれる量を注文する

外食となると、かなりテンションあがりますよね。

結果的に、ついつい食べきれもしないものを注文してしまうことがあります。

ですが、残した食べ物は確実に廃棄となるため、絶対に食べられる量を注文するようにしましょう。

とくに最近はSNSなどで映えだけを意識して注文する人が多いため、本当にそういう目的で食べられないもは注文しないようにしてくださいね。

どうしても食べきれないのなら持ち帰る

注文したものが、どうしても食べきれないときがあります。

その場合は、持ち帰ることをおすすめします。

持ち帰って、自分や家族で食べることで食品ロスを防げますよね。

衛生上、持ち帰りを禁止しているお店もあるため、事前に確認をしておけば安心です。

食品ロス問題に取り組んでいる通販サイトで購入する

スーパーマーケットで食材を買うのはいいですが、それでしたら食品ロス問題に取り組んでいる通販サイトから買うことも検討してはどうでしょうか。

今は、生産者も物が売れなくなって作った食材を廃棄せざるを得ない状況が続いています。

当然、そんな状況が続けば廃業という選択肢をとらないといけなくなってしまいます。

そこで、生産者と食品ロス問題を考えている企業がひとつになり、通販サイトがたくさん立ち上がっています。

食品ロス通販に関しては以下で取り上げていますので、参考にしてみてください。

まとめ

食品ロス問題は、とても身近な問題ですが、まだまだ意識としては薄いと思います。

ですが、ひとりひとりが少しでも意識をして行動をすることで、食品ロス問題は解決に向かいます。

みなさんもぜひ、無駄な食材を買わないこと、捨てないこと、スーパーマーケットだけではなく食品ロス問題に取り組んでいるサイトから購入するようにしましょう。

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ねこすけ
超節約家。動物好き。面白ニュースやネタが大好きな人間。良いなと思ったニュースは即作成し、即公開しているスピーディーな奴。プライベートは全然スピーディーじゃない。