日本は、年々、少子高齢化社会となり子供の数が少なくなっています。
とはいえ、子どもは日本の将来を背負っていく宝ですから「子どもの日」など暦で子供を尊重する記念日が設けられています。
昔から、日本人は記念日を大切にする風習がありますよね。
お子様が主役となる日にちが、子どもの日ですから家族で我が子をお祝いしてあげたり、喜ぶことをしてあげます。
昔ながらの、伝統的な過ごし方がある他に、近年では工夫を凝らした過ごし方もあります。
今回は、2022年の子どもの日はいつなのかや、具体的に何をする日なのかと縁起の良い食べ物や1日の過ごし方などについてご紹介していきます。
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2022年のこどもの日はいつ?
毎年、カレンダー(暦)の平日・祝日・祭日は日にちが若干ズレるので、当然、「子どもの日」も去年と同じ曜日とは限りません。
2022年の子どもの日は、5月5日(木曜日)となっています。
ちょうど、GW(ゴールデンウィーク)になりますので、5月3日(火曜日)の憲法記念日、5月4日(水曜日)のみどりの日の後になり連休です。
2022年のゴールデンウィークは、社会人の方であれば通常4月29日(金曜日)~ちょうど5月5日(木曜日)の子供の日までです。
ただし、5月2日(月曜日)が平日なので勤め先の会社によっては、7連休は認められていない場合があるでしょう。
それでも、5月3日から子どもの日までの3連休は確保できる企業は多いので、普段、社会人として働きながら子育てしているママやパパは、お子様と一緒にゆっくりとと楽しく過ごすことができるのではないでしょうか。
いつからこどもの日がはじまったの?
こども日が始まった歴史は古いです。
子供の健康や成長を願って、お祝いをする日ですが主に男の子を祝う日として古くから親しまれてきました。
女の子は、3月3日の上巳の節句がお祝いをする日でしたが、1948年に祝日法が決められた時に男の子・女の子のどちらも分けけ隔てなくお祝いしようという記念日になりました。
今では、子供を持つパパやママにとって、こども日は我が子の性別に関係なくお祝いすることが当たり前になっていますよね。
そして、子どもの日は、「端午(たんご)の節句」と呼ばれていて、古くは中国から伝来されたと言われています。
日本では日にちが、5月5日と固定されていますが、曜日は毎年ズレが生じます。
2022年は、3連休となるのでお子様と一緒に過ごせる家庭が多いでしょう。

2022年こどもの日の端午の節句について
子どもの日は、本来は男の子がメインとされていて昔は、端午の節句の方が認知度が高いものとされていました。
端午とは、五節句の一つで奈良時代に中国から伝来した季節の節目となる日にちのことです。
端午の節句は、昔から無病息災・子孫繁栄・農作物の豊作などを願って、お祝いやお供え物をしたりで邪悪な気を払っていたのですね。
さすがに、現代では子どもの日の過ごし方は昔と同じではなく、子供を持つママやパパは我が子に対して日頃の感謝を伝えたり、一緒に楽しく過ごしながら祝ってあげるというように変化しています。
子どもの日は2022年だけではなく、毎年、1回しかない貴重な記念日です。
ですので、忘れてしまうママやパパも多いでしょう。
子供は、あまり子供の日に両親がお祝いをしてくれるとは思わない傾向がありますが、大切な記念日には変わりないので、しっかりと我が子の健康と成長を願ってあげましょう。
こどもの日は何をする日?
子どもの日は、必ずこのお祝いをしなければいけないという決まりはありません。
お子様を持つ家庭ごとの意思に任せていますので、子供の日にお祝いをしなかったからといって特に罰則は無いです。
昔から、以下のような伝統的なお祝い事や食事などがありますので、多くのママやパパは日本の風習に従っている方がほとんどです。
こいのぼり
江戸時代の武家が、子どもの日に始めた風習に「こいのぼり」があります。
鯉のぼりは、急流の川でも元気に泳ぎ、滝をスラスラとのぼっていく鯉のようにお子様が成長していきますようにという願いがこめられています。
こいのぼりは、5月5日の一にだけ飾るのは、あまり縁起の良いとは言われていないので、4月下旬頃から飾るのがベストです。
菖蒲湯
邪気を追い払う風習として、「菖蒲湯(しょうぶゆ)」があり、子どもの日やその翌日にお風呂に入ることが伝わっています。
菖蒲の根や葉をお湯をはった浴槽に入れ、お子様を浸からせることで邪悪な気を払い健康で長生きしてもらうことが目的とされています。
子供によっては、肌が弱かったりアレルギー体質な子もいて、菖蒲の根や葉が合わない可能性もあるので注意が必要です。
五月人形
子どもの日のお祝い事として、「五月人形(さつきにんぎょう)」を家に飾って災厄から身を守ってもらう風習があります。
五月人形とは、兜を付けた甲冑姿のものがあったり、桃太郎・金太郎や武将バージョンもあります。
こちらも、子供の日の当日に飾り付けるのは、あまり縁起の良いとは言えないので、早めに飾って置くのがベストです。
こどもの日はなにを食べるの?
子供の日は、お祝い事として飾り付けや工夫を凝らしたお風呂だけではありません。
食べ物でも、縁起が良いものを当日に食べることで厄除けや願掛けの効果があるとされています。
かしわもち
アンコの入った餅を柏の葉っぱで包んだ「かしわもち(柏餅)」は、子どもの日に縁起の良い食べ物として昔から知られています。
柏は、新芽が育つまで冬の季節の間も古い葉が落ちないので、かしわもちを食べることで子孫繁栄の願いが込められています。
お餅は、喉に詰まりやすい食べ物なので、お子様に食べさせる時は、ママやパパも一緒に見守りながら安全に配慮して食べさせてください。
タケノコ
子どもの日に縁起の良い食べ物の中では、あまり認知度が高くないのが「タケノコ」です。
しかし、タケノコは成長が早く天高く真っ直ぐに伸びることから縁起の良い食べ物なんですね。
ですので、子供の日の食べ物に相応しいです。
湯がいたり、炒めたり色々な調理方法ができるので、子どもにっとってあまり好き嫌いなく食べやすい食べ物でしょう。
ちまき
甘い味のお餅を笹の葉で包み、蒸し上げた食べ物が「ちまき(粽)」です。
今は、笹の葉が主に使われていますが、昔は、菖蒲の葉が使用されることが多かったと言われています。
子供の日の食べ物として、お子様は好き嫌いなく食べやすいです。
年に1回しかないこどもの日はどうやって過ごすべき?
2022年5月5日(木曜日)の子どもの日は、1年に1回だけしかありません。
また、お子様が主役となる日ですから、ママやパパがメインでもありません。
当日は、子供の健康を願ったり日頃の感謝を伝えてあげたりしながら、縁起の良い食べ物を食べさせてあげましょう。
そして、子どもの日の伝統的な行事・飾り付けをすることも良いですが、別に昔ながらの風習にとらわれる必要はありません。
お子様を連れて、家族でちょっと豪華なディナーを食べに行ったり、子供が好きな映画を観に行くなど過ごし方に工夫をしても問題ありません。
型にはまらず、子供が喜ぶことをしてあげましょう。
2022年こどもの日のまとめ
2022年の子供の日は5月5日(木曜日)です。
ちょうど、GW(ゴールデンウィーク)の最終日になります。
社会人のママやパパは、お子様と一緒に楽しく過ごしすぎると翌日からの仕事に影響が出る場合があるので注意が必要です。
昔から伝わる、お祝い事を行ったり縁起の良い食べ物を子供に食べさせてあげるのも良いですが、必ずしなければいけないというルールはありません。
子供の無病息災や、スクスクと成長することを願ってあげて、お子様が喜ぶ過ごし方をしてあげることが大切です。