これから、楽天モバイルに乗り換えたい機種変更をしたい人は非常に多いのではないでしょうか。
しかし、docomoやソフトバンクのようなキャリアではないため、どうしてもデメリットが心配になるものです。
そこで今回は、元ソフトバンク店員と楽天モバイル歴4年の私が、楽天モバイルのデメリットを完全網羅しましたので、ぜひチェックしてみてください。
この記事は、元ソフトバンクの社員(催事販売から店舗の副店長)による携帯のプロ目線と、実際に楽天モバイル利用者としての2つの視点から楽天モバイルについてお話しますので、信憑性の高い記事としてご認識いただけますと幸いです。
以下証拠として、販売員証+資格を提示いたします。
楽天モバイルのデメリットを包み隠さず公開!

記事を公開する側とすれば、デメリットは極力隠したいところですが、せっかくならすべて解決したいですよね。
楽天モバイルを旧プランからアンリミットまで、約4年使って感じたデメリットを惜しみなく公開します。
回線エリアが限定的
楽天モバイルのデメリットに、回線エリアが限定的というデメリットがあります。
どういうことかと言いますと、楽天モバイルでは、楽天回線とパートナー回線の2種類が存在しています。
例えば、近畿圏で見ますと薄いピンク色の場所がパートナー回線エリアです。
かなり楽天回線のエリアで埋まっていますが、一部、山のエリアはパートナー回線ということがわかります。
しかし、楽天のようなあとから出てきた事業者だから、エリアが狭いんでしょ?って思ってしまうかもしれません。
そこで、念のためにdocomoの回線エリアも見てみました。
エリアの色は楽天モバイルと異なりますが、どうでしょうか?
docomoは、回線によって色がたくさん使われているため、エリアが狭く見えてしまうかもしれません。
でも、正直なところdocomoが楽天モバイルにエリアで劣ることはないですし、楽天モバイルだけ回線エリアが狭いなんてこともなさそうですよ。
正直、数年前までは楽天モバイルも回線エリアには心配がありましたが、今はそこまで不便には感じません。
楽天モバイルのエリアに関連する記事は以下で詳しく説明しています。

パートナー回線は月に5GBまで
今、楽天モバイルはアンリミットというひとつのプランだけを提供しています。
基本的にはデータ通信は使い放題ですが、パートナー回線は月に5GBという決まりがあります。(通信制限がかかりますが、使えます)
つまり、パートナー回線エリアにお住いであれば難しい!と思うかもしれません。
ですが、そもそも自宅や職場にWi-Fi環境が整っているのであれば、5GBは関係ありませんよね。
まわりにWi-Fi環境が整っていない場合でも、毎日動画を見ない人であれば月に5GBあれば十分です。
キャリアメールが使えない
もはや、これをデメリットにあげる人はいないかもしれませんが、念のために。
楽天モバイルを使うデメリットに、キャリアメールが使えないことがあげられます。
キャリアメールとは、@docomo.ne.jpなどキャリアが用意したメールアドレスのことを指します。
少し前までは、誰もがキャリアメールでやり取りをしていたため、他社に乗り換えをするだけで大きなデメリットを感じていたはずです。
しかし、現在ではやり取りそのものがLINEなどになったため、キャリアメールを使う人は一気に減りました。
その根拠に、新しい人と交流をする場合、連絡先の交換をするときにメールアドレスの交換ではなくLINEのIDを聞かれるはずですよ。
キャンペーンの内容がだんだん悪くなっている
実は、楽天モバイルのキャンペーンがだんだん悪くなってきていることをご存知でしたでしょうか。
例えば、2021年4月までは新規契約者に1年間の利用料が無料、というとんでもないキャンペーンをしていました。(300万人達成で終わり)
ですが、当初から約束していた300万人突破により、現在では3カ月の無料になりました。
さらに新規ユーザーが増えれば、キャンペーンをする必要がなくなりますので、今がラストチャンスではないでしょうか。
通信速度が心配
通信エリアと一緒に心配になるのが、通信速度です。
やはり、docomoやソフトバンクと比べると、楽天モバイルは電波が弱いイメージがあるはずです。
こちらも、楽天モバイルが急ピッチでエリアを広げていることもあり、そこまで不便するレベルではないと断言できます。
ただし、地下や建物の電波の届かないところはちょっと遅くなります。
通信速度が遅いと感じた場所
・地下鉄の公衆トイレの個室
・高層ビルの高層階
・人がいないような山奥
以下の記事で、エリアごとに通信速度を調査していますので参考にしてください。

RakutenLink使用時の電話で音が悪い場合がある
楽天モバイルでは、Rakutenlinkというアプリを経由することで、通話料がタダになるという素晴らしいメリットがあります。
ですが、ごくまでにRakutenlinkを経由すると音質が悪いなと感じる場合があるため、デメリットとします。
ただし毎回そうではありませんし、通話料が無料ということを考えればメリットのほうが大きく勝ります。
楽天モバイルのメリットについて
楽天モバイルにはいくつかのデメリットがありますが、それでも他社に乗り換えたくない、つまりメリットが大きく上回っているからです。
そこで、楽天モバイルのメリットについてお伝えしますのでデメリットと照らし合わせてみてくださいね。
キャンペーンにより無料で使える
楽天モバイルを選ぶ最大の理由に、キャンペーンにより料金が無料ということではないでしょうか。
そんなことある?何か裏があるのでは?と思ってしまうかもしれませんが、裏なんてありません。
純粋に、新規ユーザー数を増やすためにキャンペーンで料金を無料にしているというわけです。
本当かどうかを、実際の契約データがありますのでみてください。
2021年3月に楽天モバイルアンリミットにプラン変更しましたが、3月は事務手数料を含め0円、4月は110円、5月が33円、6月は0円で請求がきています。
ちなみに4月と5月の微妙な金額ですが、ナビダイヤルを使ったので料金が発生しています。※最近ナビダイヤルの会社多すぎ・・・。
でも、それ以外は固定電話にも携帯電話にでも電話しまくりましたが、0円です。
タダに勝るものはありません!
キャンペーンが終っても毎月の料金が激安
キャンペーンが終ったら通常料金に戻ります。
通常料金が高ければ、やっぱり楽天モバイルに申込むのは抵抗がありますよね。
では、通常契約後の楽天モバイルの料金を見てみましょう。
楽天モバイルはシンプルに、プランはひとつだけ!
楽天モバイルアンリミット6(Rakuten UnlimitⅥ)だけです。
ギガ数 | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ |
---|---|
0G~1GBまで | 0円 |
3GBまで | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 |
20GB以上 | 3,278円 |
※すべて税込表記
楽天モバイルは、毎月の通信量で料金が決まります。
1Gまでしか使わないのであれば、0円で済みます。
3GBまででしたら、1,078円、20GBまでなら2,178円です。
20GB以上使っても、3,278円が最大で支払う料金となっています。
ぶっちゃけ、ほとんどのユーザーは20GB以下で済みますから、2,178円で考えるべきです。
これを安いと考えるのか、高いと考えるのかはあなた次第です。
料金比較に関する記事は以下で詳しく説明しています。

iPhoneでも問題なく使える
実は、少し前まで楽天モバイルはiPhoneの動作保証をちゃんとしていませんでした。
ですが、こちらもiPhoneでの利用ができるようになり、デメリットだったものが大きなメリットになりました。
実際にiPhone12で動作確認をしましたが、何の問題もなく使えています。
楽天モバイルのiPhoneに関連する記事は以下で詳しく説明しています。

電話料金が無料
楽天モバイルを選んだ理由に、通話料金が無料というところがあげられます。
ウソだろ?って思ってしまうかもしれませんが、RakutenLinkという専用のアプリを経由することで、相手が固定電話だろうが携帯電話だろうが0円で話し放題です。
たくさん電話していますが、通話料はゼロですよね。
ただし、ナビダイヤルのような特殊な番号は、通常の料金がかかるのでご注意ください。
割と回線エリアは広く強い
楽天モバイルに契約する前は、回線速度やエリアが気になるはずです。
しかし、思った以上に楽天モバイルはつながります。
しかも、楽天モバイルは2021年の夏ごろには、楽天回線エリアのカバー率を96%にまでもっていくと発表しています。(5年前倒しだそうです)
つまり、docomoやau、ソフトバンクと変わらないくらいのエリアカバー率となるため、もはや楽天モバイルを選ばない理由がなくなったといっても過言ではありません。
楽天ポイントが貯まる
楽天モバイルということは、利用料金に応じて楽天ポイントが貯まる&使えます。
ぶっちゃけ、キャンペーン中ですと0円ですからポイントは貯まりませんが、キャンペーン終了後は利用料金の発生金額に応じて楽天ポイントが貯まります。
しかも、楽天ポイントは携帯料金にもあてあられるため、大きなメリットを感じられます。

ただし、楽天モバイルそのものの料金が安すぎるので、大きくポイントが貯まりません。
制限速度に引っ掛かったとしても1Mbpsだから早い
基本的に、楽天回線エリアであればいくら使っても通信制限はかかりません。
あまりにも使いすぎてしまうと、通信制限をかけられてしまう場合がありますが、基本はないと思っておくべきです。
ただし、楽天パートナー回線では、1カ月に5GBを超えると1Mbps以下まで速度を落とされます。
3大キャリアの場合の通信制限は128Kbpでしたから、10倍ほどの差があります。
さすがに128Kbpsではなにもできませんが(動画はムリ)、1Mbpsならインターネットやメール、LINEは余裕でできるレベルですよ。(動画も中画質ならOK)
他社乗り換え時の手数料がかからない
100人中100人がサービスに満足できればいいですが、絶対にそうはなりません。
利用料が無料の楽天モバイルでさえも、不満をもってしまうことはあるはずです。
そんなときは当然、他社に乗り換えをするわけですが、そこで大きなデメリットになるのが、解約金や各種手数料です。
ちょっと前までは、docomoやau、ソフトバンクで高額な解約金で大きな問題になってましたよね・・・。
なぜなら、2年契約の場合は2年後の2カ月くらいしか解約金がゼロにならないからです。
仮に3年使って解約しても、自動的に契約更新がされるため違約金が発生していました。
お知らせなんてこないから、自分で解約日を覚えておかないといけないという・・・。
楽天モバイルでは、いつ解約しようが解約金などの手数料は一切かかりません。
ですから、お試しでキャンペーン中に使ってみて、どうしても納得いかなければ無料期間中に解約すればいいだけですよね。
楽天モバイルデメリットのまとめ
今回は、楽天モバイルのデメリットを中心にお話ししましたが、どんなサービスにおいても、デメリットはつきものです。
ですが、デメリットを把握したうえでメリットも知っておけば、後悔せずに楽天モバイルに申込めるようになりますよね。
今回は、元ソフトバンク社員で、なおかつ現楽天モバイルユーザーによるデメリットをお伝えしました。