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フードロスのSDGsって何?食品廃棄を減らすために取り組まれていること

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最近、メディアなどでよくSDGsという言葉を耳にしませんか?

なんとなくSDGsのことを聞き流しているかも知れませんが、わたしたちにとってかなり重要な意味を持っています。

そこで今回は、フードロスとSDGsについてお話ししますので参考にしてみてください。

この記事は、農林水産省外務省のデータをもとに作成しています。 

SDGsって何?

SDGsとは、Sustainable Development Goalsのそれぞれの頭文字をとった略で、持続可能な開発目標のことを指します。

発言は、エスディージーズです。

SDGsは193ヵ国の国連加盟国が2030年までに達成する目標、と言えばわかりやすいはずです。

SDGsには、17の目標が掲げられており、そのなかに食糧問題のフードロスも入っています。

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出典:SDGs

1・・・貧困をなくそう
2・・・飢餓をゼロに
3・・・すべての人に健康と福祉を
4・・・質の高い教育をみんなに
5・・・ジェンダー平等を実現しよう
6・・・ 安全な水とトイレを世界中に
7・・・エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8・・・働きがいも経済成長も
9・・・産業と技術革新の基盤をつくろう
10・・・人や国の不平等をなくそう
11・・・住み続けられるまちづくりを
12・・・つくる責任つかう責任
13・・・気候変動に具体的な対策を
14・・・海の豊かさを守ろう
15・・・陸の豊かさも守ろう
16・・・平和と公正をすべての人に
17・・・パートナーシップで目標を達成しよう

1から17のうち、フードロスに関連するのが1の「貧困をなくそう」、2の「飢餓をゼロに」12の「つくる責任、つかう責任」です。

フードロスがなぜ世界的な問題になっているのか

私たちは当たり前のように、食材を買い、当たり前のように食べていますよね。

でも、場合によっては食べきれずに食材を捨ててしまうことはありませんか?

その食品廃棄、いわゆるフードロスが世界中で大きな問題になっています。

なぜなら、発展途上国では食べ物すらまともに手に入らずに、飢餓で苦しんでいる人が多いからです。

よく考えてみてください。

同じ地球に住んでいるのに、かたや食べ物が捨てるくらいあって、かたや食べ物が手に入らないというのは、あまりにも不公平だと思いませんか。

ですから、フードロス問題を解決するために、世界中の国がSDGsで貧困をなくし、飢餓をゼロにすることを目標に掲げているというわけです。

また、生産者は無駄に作ることをせず、消費者も食べられるだけ食品を購入すれば、無駄な廃棄はなくなります。

また、余分な食品を発展途上国に送ることができれば、すべての人たちが幸せに暮らせます。

日本の食品廃棄の現状【SDGs】

私たちは、何気なく食品を捨てていますが、実際はどれくらいの食品が廃棄されているのでしょうか。

日本でフードロスが発生している量は、年間でなんと570万トン以上あると言われています。

日本の人口で見ますと、1人当たりのフードロスは年間で45キロ以上と、かなり無駄なことをしているのが分かるはずです。

さすがに45キロはないよ、って思うかもしれませんが、1日で計算するとお茶碗1杯のご飯を捨てていることになります。

家庭系フードロス

家庭系フードロスは、主に一般家庭からでる食品廃棄のことを指します。

たとえば、食べ残しや冷蔵庫に放置して腐った食べ物などが該当します。

フードロスの570万トンのうち、家庭系フードロスはおよそ261万トンあると言われています。

事業系フードロス

事業系フードロスは主に製造業や卸売業、小売業、外食産業からでる廃棄分のことを指します。

たとえば、レストランでの食べ残しをはじめ、意外なところで言うと結婚式の披露宴などの食べ残しも割合が多い傾向にあります。

フードロスは年々減少しているためSDGsの取り組みは意味があった

こういう取り組みって、ぶっちゃけ結果が良かったのかどうかなんて分かりませんよね。

実は、平成30年にはフードロス量が600万トンありましたが、令和元年には570万トンまで減少しました。

つまり、1年で30万トンものフードロスが解消されたというわけです。

これはやはり、各企業がSDGsを意識した結果だと考えるべきです。

各企業のSDGsの取り組みについて

実際に1年間で30万トンものフードロスが改善されましたが、各企業ではどのような取り組みをしているのでしょうか。

食べチョク

食べチョクでは、商品としては販売しづらい食材を加工して販売しています。

また、それ以外では化学肥料や農薬を使わずに作ることもそうですし、規格外の食材も安く提供しています。

KURADASHI

KURADASHIはフードロス削減に取り組んでいる、通販サイトです。

生産者がKURADASHIに出品することで、廃棄していた商品を安く販売できますし、消費者も安く購入できるというメリットがあります。

またKURADASHIでは、複数の団体や協賛企業とともに環境保護や災害対策、動物保護などにつとめています。

ジモティー

ジモティーは多くのユーザーが利用しているサイトのため、ひとり親支援の継続的な活動を実施しています。

また、飢餓をなくすために食品を地域内で譲渡し、フードロスを解消しています。

NTT西日本

NTT西日本は、誰もが知る一流企業です。

そんなNTT西日本でもSDGsの取り組みを行っています。

たとえば、災害に強いサービスを提供することで、安心安全な生活を提供しています。

大阪府

大阪府もSDGsに取り組んでいます。

地域社会や環境に配慮し行動し、2030年までには大阪を魅力あふれる街にすることを掲げています。

各企業もそうですが、大阪府のようなところでもSDGsを意識した行動をとられているため、私たちが思っている以上にSDGsやフードロス問題は重要だと言えます。

まとめ

私たちが何気なく捨てている食品は、改めて考えなおす必要があるのではないでしょうか。

食べたくても食べられない人は、発展途上国だけではなく日本でも存在しているからです。

一人ひとりが食べられないから捨てる、多めに食品を買う、作りすぎなどをなくすことで、フードロス問題は解決に近づくことでしょう。

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ねこすけ
超節約家。動物好き。面白ニュースやネタが大好きな人間。良いなと思ったニュースは即作成し、即公開しているスピーディーな奴。プライベートは全然スピーディーじゃない。